2022.12.16 正木ブログ
勝利の運不運とPK戦
ワールドカップカタール大会も、残すは3位決定戦と決勝戦のみになりました。
今大会、これまで以上にPK戦に注目が集まりました。日本がクロアチアに敗れた試合、スペインがモロッコに敗れた試合、そしてブラジルがクロアチアに敗れた試合。いずれも、敗者側を主語にして語りたくなってしまうのが、PK戦です。
特に、日本とスペインについては、事前にしっかり準備していたとされるスペイン、事前の準備についてあまり情報が上がってこない日本、いずれも敗れたことで、「最後は運次第」というPK戦の難しさが浮き彫りになった印象です。
他方で、クロアチアのGKリヴァコヴィッチ選手や、モロッコのGKブヌ選手と素晴らしいサポーターの圧力も印象的でした。彼らを見ていると、単なる運とは言えないものを感じます。
裁判についても、裁判官によって判断が180度変わるものもあり、どの裁判官に当たるかの運不運が大きいものもあります(例えば、高松高等裁判所ではとある争点について2つの部の意見が真逆だったため、どちらに当たるかで結論は本当に逆転していました)。
もちろん、事前の準備次第で、運不運の問題にならないことも非常に多くあります。弁護士としては、勝負事である以上、勝率を少しでも上げるために尽力するのです。