2024.6.22 正木ブログ
シンガポールの新旧最高裁と紀伊國屋
既に1ヶ月以上が経過しておりますが、シンガポールでは新旧最高裁判所を見てきました。もちろん、仕事では無く完全に観光です。
現在使われている最高裁判所は内部撮影は禁止で、カメラも持ち込めず、入口の手荷物検査の際に係に預ける扱いです。但し、手荷物の持ち込みは可能です。日本の最高裁判所はX線検査の前にロッカーがあり、大きな荷物はそこに入れる扱いなので、日本よりは若干緩いといえるかもしれません。
なお、スマートフォンの持ち込みは可能で、上層階の一部のみ、外を見下ろす角度での記念撮影が認められております。
その横に立っているのが旧最高裁判所。現在は美術館となっており、内部構造には裁判所らしさも残されております。
海外旅行先でも、場所があって時間とタイミングが合えば裁判所見学はしておりますが、どの国も当然日本とは異なっており、非常に興味深いです。
特に最高裁判所(と同格の裁判所)は、国家の威信を示す裁判所でもあるため、装飾も豪華で凝っていることが多く、観光地としても楽しめます。イギリスなどは地下で記念品を販売していたり、国によって商売っ気に差があるのも面白いところです。
↑向かって左が新最高裁、右が旧最高裁です
シンガポールでは合わせて紀伊國屋書店にも行きました。
もちろん日系の書店なので、日本語の本もありますが、中国語・英語の書籍も多数そろっている非常に大きな本屋です。
Southampton大学系の教授陣が出しているMaritime Lawの第5版、Amazonで買うよりもここで買った方が安いのではないか、と期待していたのですが、その場の手計算だと日本のAmazonで買った方が安いことが判明しました。残念。
それにしても、法律本の書棚はそこまで大きくないのに、海事法関係の書籍が相当数置かれているのはさすが海事大国シンガポールです。
ちなみに、海外旅行先で裁判傍聴をすると旅費を経費算入してもいい、というにわかに信じがたい説を聞きますが、実際のところどうなのでしょうか……。