2022.3.10 正木ブログ
西村京太郎先生のご逝去
ミステリー作家として著明な、西村京太郎氏が亡くなったとの報道に接しました。
おそらく私が人生でこれまで読んできた述べ冊数だけをみれば、ほぼ間違いなく最多なのが、西村京太郎氏の本です。私が旅行好きになったのも、西村氏の本を読んで日本各地の情報に接し、様々な場所に憧れを抱いたことも一因であると思っております。
大人になって、特に弁護士として刑事事件にかかわるようになると、(西村氏の作品に限りませんが)いわゆる刑事もの・弁護士ものの創作物が実務とまったく異なったことをやっているのが気になってしまい、若干遠ざかるようになってはおりました。とはいえ、非常に読みやすい文章で(これも大人になると読点の独特な使い方が気になることもあるのですが)、さすがベストセラー作家だな、と思わされるのでした。
湯河原にある西村京太郎記念館は新型コロナウイルスの影響で長期休館中で、再開した暁には是非一度訪れて西村氏にもお目にかかりたいと思っていたのですが、それもかなわぬこととなってしまいました。
これまで様々な作品を通して楽しませて頂いたことにお礼を申し上げるとともに、心からご冥福をお祈りいたします。