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コラム

離婚問題

離婚届を勝手に出され受理されてしまった!無効にするための対処法とは?

役所

離婚は夫婦が同意してはじめて成立するものですが、中には勝手に離婚届をつくって提出されて被害にあわれている方もいらっしゃるでしょう。

離婚届は一度提出されたが最後撤回することはできないので無効にするのは難しいようにも思われますが、実はある手続きを実行することで無効にすることができます。

今回のコラムでは万が一離婚届を勝手に提出された場合に知っておきたい緊急対策を中心に解説いたします。


勝手に離婚届を提出された場合にすべき対処法とは

離婚届

通常の離婚では夫婦が話し合いをして離婚届を完成させて提出するのですが、中には話し合いを飛ばして勝手に離婚届を提出されて迷惑を被っている人も少なくありません。

離婚届が提出されてしまえばそのまま手続きが進んでしまいますが、勝手に提出されたことを知ってから3ヶ月以内に以下のような手続きをすることで無効にすることができます。


調停

調停とは裁判所で話し合いをする手続きのことで、双方が調停で納得できれば離婚が無効(離婚届無効)となります。調停はあくまでも話し合いではあるものの裁判所において有識者を通じて話し合いをおこなうので、双方が合意すれば裁判の判決と同じような効果が得られるため離婚届を無効にできるのです。

たとえば夫が話し合いも嫌で勝手に離婚届を出した場合に、あなたの言い分を述べて納得してもらい勝手に離婚届を出したことが間違っていたと納得してもらうようなケースがあげられるでしょう。

先のとおり調停はどこまでいっても話し合いなので相手が納得しなければ調停は成立しないうえに、出席すらしない場合もあるので申し立てたら安心というわけでもないのです。


裁判

調停で話し合いが成立しなかったら裁判で離婚が無効かを争っていくことになります。裁判は調停とは違い裁判官が提出された証拠にもとづいて離婚が有効か無効かを判断するので、相手が納得していなくても裁判で勝てたら離婚の無効が確定するのです。

たとえば調停にも顔を出さないような断固拒否しているようなケースがあげられるでしょう。裁判の場合は出席を拒否することもできますが、裁判では相手が反論すらしない場合は原告(あなた)の主張が全面的に容認されたと判断されるので決して不利に終わるというわけではないのです。


離婚届は提出されたら撤回できない

筆跡

調停や離婚は裁判所が絡むためできれば自分だけで撤回したいと思う人もいらっしゃるでしょうが、一度提出された離婚届は撤回することはできません。

そもそも離婚届を提出する役所では「本当に離婚していいの?後悔しない?」なんて確認はしませんし、提出された書類に不備がなければ理由を問わず受け付けてしまいます。

たとえば無断で勝手に離婚届を提出されたことにすぐ気づいて役所に駆け込んだとしても、役所は形式が整った離婚届であれば双方合意があったと判断し撤回には応じないのです。

筆跡がおかしければ疑うのでは?と思われるでしょうが、役所には筆跡鑑定やチェックなどの機能はないので、文字として認識できないような事情がない限りは疑わずに受理してしまうのです。


暴挙が起こる前にしておきたいこと

勝手に離婚届を出されるのは誰でも納得いきませんし、そのような暴挙に出ないようにできれば対策をしておきたいのが本音でしょう。

もしあなたの配偶者が暴走してしまうおそれがあるのでしたら、早いうちに以下のような対策を実施しておくほうが賢明です。


カウンセリングを受ける

離婚するにしても一方は離婚に前向きで一方が否定的であれば、一度カウンセリングを受けてみるのがおすすめです。離婚問題に発展している夫婦の多くは、双方の言い分ばかりを主張して盲目になりがちですが、カウンセラーを挟むことで気づけなかったことにも気づけて離婚への考え方を変えることができます。

たとえばあなたの配偶者が離婚したいと考えている場合にどうして離婚したいのか、なにに苦しんでいるのかを見つめ直すことで夫婦関係の修繕をはかることができるのです。

カウンセリングはあくまでも話をするうえで見つめ直すだけなので、本人に確固たる意思があれば期待する効果は得られませんが、やらないよりかは挑戦してみたほうが後悔しなくて済むでしょう。


弁護士へ相談する

離婚を強行されそうであれば、早めに弁護士に相談しておくことが推奨されます。通常の離婚問題であればともかく、勝手に離婚届を出されでもしたら問題は泥沼化して心身ともにかなりの負担が起きてしまうため、専門家の意見を聞いて対策を考えておく必要があります。

たとえば離婚届を勝手に出された際に必要な調停の準備や心構えなどスピードが求められるシーンに備えて相談するケースがあげられるでしょう。

インターネットを活用すれば必要な情報も集まりそうですが、離婚問題は一概にどうこう言える問題ではないので、やはり専門家に実情を話して個別に検討してもらわないといけないのです。


まとめ

離婚届を勝手に提出されたとしても調停や訴訟をおこなうことで、離婚の無効を勝ち取ることができるのです。

しかし、いずれにおいても裁判所の手続きを経由するので、場合によってはうまくいかないことも想定されるので、離婚問題の実績が豊富な当事務所にご相談されることをおすすめします。

事前にご連絡いただければ夜間のご相談もお引き受けしておりますので、ひとりで悩まずまずはお気軽にご相談にこられてみてはいかがでしょうか?

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