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コラム

交通事故問題

むちうちと認定された場合の慰謝料はどれくらいもらえるの?

むちうち

交通事故のケガと一口にいっても大きなケガに繋がることはそこまで多くはなく、首への衝撃、いわゆるむちうち症と診断されることが多いです。

むちうちは骨折のように目に見えた怪我ではないので交通事故の慰謝料もあまり期待できないように考えられがちですが、実は3ヶ月間治療すると平均252,000円ももらえる症状でもあります。

今回のコラムではむちうちと診断された際に慰謝料はいくらもらえるのか、疑問にあがりやすい治療期間ごとに分けてご紹介していきます。


むちうちの慰謝料相場

相場

むちうちの慰謝料相場は一概に「いくら支払います」というものではなく、交通事故後の治療期間によって決定します。交通事故の慰謝料を計算するには規定の計算式を使用されることが大半で、4,200円×通院期間(通院日数)×2で算出されるようになっています。

たとえば毎日通院しないといけない場合であれば、土日を除いて20日(1ヶ月)通院すれば168,000円、40日(2ヶ月)では336,000円、そして60日(3ヶ月)は504,000円という計算になるのです。

ただし上記の回数を通院するにしても相手の保険会社に認められず、むちうちの平均治療日数(月10日)の3ヶ月分252,000円にとどまる場合もあります。

むちうちの慰謝料は通院回数によって決しますが、水増しのために回数をこなしては痛い目にあうリスクもあるのであなたの症状にあった回数だけ通院するようにしましょう。


慰謝料を少しでも多くもらうには

慰謝料

交通事故の被害者になれば少しでも多く慰謝料を請求したいと思うのは当然の心理です。

しかし保険会社によってはいかに通院回数を減らしてもらうか画策する企業もあるため、相手の口車に乗せられず以下のポイントをおさえて行動していくと満足のいく慰謝料をもらうことができます。


通院回数

通院回数は言うまでもなく、むちうちの慰謝料をもらうには必要不可欠です。

通院回数が増えれば増えるほど慰謝料の計算式に入る数字が上がって慰謝料の金額も増えますから、あなたの症状に必要な通院回数をこなしていきましょう。

1日仕事をしている人ですと通院したくてもできない人もいらっしゃるでしょうが、通院のための早退であれば別途休業のための損害を補填する請求ができるので安心して治療に取り組めます。


後遺障害

むちうちの度合いによっては、後遺障害として認定され通常の慰謝料より高い金額を請求することができます。

後遺障害とは文字どおり治療をしても体に障害が残ってしまった状態をいい、健康な体を損ねてしまったことに対して慰謝料が増額されるのです。

たとえば通院をしているのにめまいが止まない場合、または手の痺れがとれない場合は後遺障害に認定され後遺症慰謝料として110万円を支払ってもらえる可能性があります。

ただしむちうちによる後遺障害は目に見えず証明しにくい症状であるため、保険会社ともめて認められなかったというケースもあるため、つまびらな証拠を集めておくことが肝心です。


慰謝料で損をしないためには

一般的な交通事故のほとんどは保険会社同士での話し合いか、もしくはあなたと保険会社が交渉するので、下手をすれば慰謝料の金額も満足のいかない結果になる場合も少なくありません。

特にあなたが単独で交渉する場合は足元を見られるおそれも高いので、公正な慰謝料の金額になるよう以下を実践するといいでしょう。


治療に手を抜かない

わりとやってしまいがちなミスに治療をおろそかにしてしまう人がいらっしゃいますが、治療を怠ると相手の保険会社に付け入る隙を与えることになります。

むちうちの治療は目に見えない症状なので、悪く言うと証明できない限りは保険会社からいつ治療を打ち切られてもおかしくはありません。

たとえば週に1回程度しか通院をしていないと、保険会社は「週1で満足できる症状なのか。じゃあ長期の治療は不要だな」と判断され、1ヶ月で治療を打ち切られても不思議ではないのです。

早々に治療が打ち切られれば慰謝料算定の計算式に入る数字も減るので、月に4回通院して治療を打ち切られれば、支払われる慰謝料は33,600円と非常に少ないと言わざるを得ません。

治療を打ち切られないためにも、週3回は通院して保険会社に本気であることを示すと良いでしょう。


弁護士へ相談する

交通事故の話し合いは必ずしも円満に進むとは限りませんので、ご不安であれば弁護士に依頼するといいでしょう。

あなたが単独で交渉しても門前払いをくらうおそれも高いですが、弁護士はひとつひとつを掘り下げながら保険会社に交渉をしていくので不公平な結果を予防することができます。

たとえば後遺障害ひとつでも担当医師につまびらかに診断書を書くよう促したり説明を求め、これをもとに保険会社に交渉するので後遺障害も認められる可能性が高まるのです。

弁護士に依頼すれば有意義な交渉を実現できますが、むちうちが軽症であるともらえる慰謝料も少なくなり依頼費用の方が高くなるおそれもあるため、依頼するにも慎重に考えてから臨むようにしなければいけません。


まとめ

むちうちの慰謝料は3ヶ月の通院で平均252,000円もらうことができ、通院回数が多くなれば多くなるほどもらえる金額も増えていきます。

ただし通院期間も無制限ではなくいつかは保険会社から打ち切りの連絡が入り、あなたが満足する治療を続けられないおそれもあるため油断せずに構えておかなければいけません。

もしあなたがすでに保険会社と話がもめている場合は、交通事故の相談実績が豊富な当事務所の弁護士が問題解決のアドバイスをいたしますので、ぜひ一度ご来所されてみてはいかがでしょうか?

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