2020.3.24 借金問題
クレジットカードを滞納した時のリスクと対処法を解説
- 「クレジットカードの支払いを滞納してしまっている」
- 「滞納を続けるとどうなるのか不安…」
- 「ブラックリストに入れられる?裁判を起こされる?」
この記事にたどり着いた方の多くはこれらの状況に陥ってしまっているのではないでしょうか。電話や通知で「法的手段」なんて言われると、どうしても不安になってしまいますよね。
当記事ではクレジットカードの支払いを滞納してしまった人、支払日までにお金が用意できなくて滞納してしまいそうな人に向けて以下のことを順番に解説していきます。
- クレジットカードを滞納するリスクは?
- クレジットカード滞納を防ぐ一般的な方法
- 滞納に気づいたらまずするべきこと
- どうしても支払えない場合にすること
クレジットカードを滞納することで起こるリスクは?
放っておくとどんどん悪い状況に陥ってしまうクレジットカードの滞納。まず、クレジットカードを滞納することのリスクについて確認していきましょう。
ブラックリストに載る
放っておくとどんどん悪い状況に陥ってしまうクレジットカードの滞納。まず、クレジットカードを滞納することのリスクについて確認していきましょう。
ブラックリストに載ることのデメリット
- 新たなクレジットカードが作れなくなる
- 借金ができなくなる
- ローンを組めなくなる
ブラックリストに載る期間
- 2ヶ月以上滞納した場合、1〜5年間
- 3ヶ月以上滞納した場合、5年間
クレジットカードが使えなくなる
滞納が始まったその日から、滞納しているクレジットカードは使えなくなります。しかし、滞納分を振り込めば翌日〜3営業日ほどで再度利用できるようになる会社が多いです。
強制解約される
クレジットカード会社の督促を1ヶ月以上続けてしまうと、カードを強制解約されてしまう可能性があります。一度解約されてしまうと、その会社でクレジットカードを新たに作成するのは難しいです。
一括請求されてしまう
滞納を続けていると、キャッシング分を一括で請求されてしまうことがあります。この場合、分割やリボ払いは認められません。
遅延損害金が発生する
クレジットカードの滞納では「期日までに返すという約束を破ったことの賠償金」として、利息とは別に遅延損害金が上乗せされます。
年率の上限
ショッピング利用の場合 | 14.6% |
---|---|
キャッシング利用の場合 | 21.9%〜29.2% |
通常の利息よりも高い金額で、滞納が長引けば長引くほど加算されていきます。
給料・家財の差し押さえも
滞納を続けていると、裁判所から支払督促が届くようになります。支払督促が届いた場合は、2週間以内に「支払い」もしくは「異議申し立て」を行う必要があります。それすらも無視していると、給料・家財の差し押さえが始まります。
差し押さえの対象
- 給料¼
- 貯金
- 売却できるもの(車・貴金属)
- 住宅
このように、クレジットカードの滞納は数多くのリスク・デメリットがあります。
滞納に気づいたらするべきこと
滞納が発覚した場合、まず何から始めたら良いのでしょうか?続いては発覚した際の対処法について解説していきます。
カード会社へ連絡
気づいた段階で「いつまでに」、「いくら必要なのか」まずはカード会社に連絡するようにしましょう。上記が確認できたら、指定された日時までに振り込みましょう。滞納が数日程度であれば、ブラックリストなどの心配も必要ありません。次回から気をつけるようにしてください。
支払えない場合
支払えない場合であっても連絡は必ずするようにしましょう。自分の経済状況と、支払う意思があることを伝えてください。また、支払い期日や分割などの相談をすることで返済の負担を和らげることができる可能性もあります。
債務整理
どうしてもお金が用意できない場合は任意整理も選択肢に入れるべきです。
任意整理の手続きをとるメリット
- 最短即日で督促が止まる
- 借金を減額・金利をカット
ブラックリストに載ってしまうというデメリットがありますが、滞納を続けることでどうせブラックリストに載ることを考えると、債務整理で借金を減額した方が賢い選択であると言えます。
まとめ
クレジットッカードの滞納は、放置が一番危険です。滞納が発覚したら状況確認の後、すぐにカード会社に連絡するようにしましょう。どうしても返済が難しい場合は迷わず弁護士に相談するというのが現実的な解決策です。