2022.1.13 正木ブログ
Tylicki騎手との出会い-カラ調教場について
先日、ブログにて「奇跡的な出会い」という記事を載せました。
これは、アイルランドにあるレパーズタウン競馬場で、私と同じ名字の方に出会った、という信じられない出来事です。
その方のお誘いで、その3日後、有名なカラ調教場に行くことになりました。
カラ調教場というのは、カラ競馬場の近くにある調教場です。そもそもカラ競馬場自体、日本の競馬場のようにしっかりと外ラチが存在して馬場があるわけではないので、ある意味調教場も競馬場と一体となっています。
日本では、中央競馬であれば美浦・栗東の両トレーニングセンターで日々の調教がおこなわれており、トレーニングセンターに部外者が入ることは原則として禁止されています。これは、八百長や疫病を防止する観点からはある意味当然といえます。
他方、アイルランドのカラ調教場は、そもそも早朝から調教を見に来る物好きがいないということもあり(この日はカラ競馬場でPretty Polly StakesというG1レースがおこなわれる日でしたが、調教を見に来ていたのは我々2人だけでした)、見学には一切の制限もありません。
もちろん、馬場に立ち入ることは許されておりませんが(注意書きもないので確認したわけではないですが)、外から眺めたり、写真を撮ったりするのは自由です。
そして、早朝から調教を見に来る東洋人2人、というのは明らかに不審者であり、またこんな熱心な競馬ファンも物珍しいので、調教師さんの中には我々に声を掛けてくれる方もおられます。その1人が、Madeline Tylickiさんでした。
というわけで、続きます。